『三省堂国語辞典』は1960年の初版刊行以来、「三国(サンコク)」の愛称で親しまれ、版を重ねてきた小型国語辞典のロングセラーです。
刊行当初より一貫して、リアルな言語生活を客観的に捉えることに努め、新語・新語義を積極的に採録してまいりました。そして、「要するにそれは何か」が分かる平易な語釈で日本語を活写し続けてきました。60年以上にわたり「三国(サンコク)」は、一般読者に使いやすい国語辞典として、安定・信頼のブランドを築いております。
今般、8年ぶりの全面改訂版として、2021年12月17日(金)より発売される『三省堂国語辞典 第八版』は、日常生活に仲間入りした新語など約3,500項目を新たに追加し、総収録項目数は約84,000となります。
アウティング/赤信号みんなで渡ればこわくない/eスポーツ/犬笛/インフルエンサー/ウェビナー/エコバッグ/遠慮のかたまり/置きに行く/ガテン系/壁打ち/完コピ/完母/ギャン泣き/きょうイチ/キラキラネーム/香害/自分事/主語が大きい/素で/聖地巡礼/そうなんですね/ソーシャルディスタンス/ゾーンに入る/即完/ツーブロック/DMAT/ディストピア/デジタルトランスフォーメーション/テンプレ/どこでもドア/撮れ高/斜め上/鍋を振る/猫パンチ/バインミー/羽根付きギョーザ/腹落ち/ビャンビャン麺/秒で/ブースト/フレイル/別日/ベビーキープ/ヘルプマーク/棒人間/ホニャララ/ホンビノス貝/麻辣/身バレ/黙食/持ってる/夢落ち/リアタイ/ルッキズム/列格/連席/・・・他
日常生活に仲間入りした 3,500語を追加しました。 新しく生まれた意味も記述しています。
3,100語の社会常識語を選びました。知っておくと現代のさまざまな情報を正確に理解し、自分の考えを的確に表現することができます。
そのことばを使う上で知っておくと役立つ情報です。コミュニケーションを円滑にするためのヒントや、独特な表現の理由などを説明しています。
そのことばの由来を示しました。 語源に関する俗説も正します。
意味・用法の区別を知っておきたいことばを比較し、説明しています。
そのことばの尊敬語、謙譲語、丁寧語を示しています。
意味の上でまぎらわしい同音語には、→←をつけました。
社会常識語には、☆☆をつけました。
┛は音が下がる位置を、┃は音が下がるところがないことを表します。